Interview 03

塗装システム

設計から施工まで、一気通貫して
手がけるからこそ成長できる。
蒲野 安武さん
工学研究科 卒業
塗装システム事業部 東日本事業所
技術部 技術2課
2010年入社
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蒲野 安武さん
工学研究科 卒業
塗装システム事業部 東日本事業所
技術部 技術2課
2010年入社

入社の経緯

大学で音場環境の周波数特性測定法を研究していたため、就職活動では電機メーカーや音響機器メーカーを志望していたのですが、当時は就職氷河期まっただ中。1つの業界にとらわれずに間口を広げて企業を探さなければと思っていた中、研究室に置いてあった大気社のパンフレットを見て事業内容に興味を持ちました。音場環境の解析をする設備や実験ブースの開発など、空気は音響と密接に関係している。それに、設備開発には電気電子工学の知識も必要なため、これまで学んできたことも活かせるかもしれない、そう思い説明会に参加したところ、電気系出身だからこそ貢献できるフィールドがあるという言葉を聞き、入社意欲が一気に高まりました。また、質問に優しく答えてくれたり、社員同士がフランクに会話していたりと風通しのよさが感じられ、ここでなら自分の強みを活かして働けるかもしれないと思い、入社を決めました。

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仕事内容

私が所属している塗装システム事業部では、主に国内外の自動車メーカーに向けた、塗装プラントや塗装ロボット、塗料循環システムなどの設計・施工を行っています。積算・設計から実際に装置を納入するところまで、一気通貫して担当するのがこの仕事の特徴。そのため、設計の知識や塗装に用いる薬品の知識、工事全体の進捗管理をするマネジメントスキルなど、想像以上にさまざまな能力が必要とされます。入社から10年以上が経ち、プロジェクトマネージャーを担当する今でも、まだまだ知識もスキルも足りないなと痛感することばかりです。しかし、設計から施工まで一貫して手がけるからこそ、設計と施工の視点を掛け合わせながらプロジェクトを俯瞰的に把握し、業務に向き合うことができるようになるんです。例えば、施工のしやすさを考慮して設計する、お客様の設備の運用方針やメンテナンス性を考慮して設計する、設計の意図を汲みながら施工するなど、これらは、大気社の塗装システム事業部で働くからこその醍醐味だと思いますね。

将来の展望

設計のスキルも施工のスキルもバランスよく身につけた、柔軟な対応ができるエンジニアになることが今の目標です。これまで、中国などの海外案件も含めてさまざまなプロジェクトを担当したことで、現場マネジメントや職人さんとのコミュニケーション、施工後の試運転など、施工に関する知識やスキルはある程度身についてきた実感があります。一方、設計は日々新しい技術が生まれるため、常に情報をアップデートする必要がある。まだまだ成長途中だなと痛感することばかりです。10年後、20年後も求められるエンジニアになるためには、施工を続けながらも、設計の技術を磨き上げていかなければ、そんな想いのもと、設計の資格取得を目指して日々勉強しています。ゆくゆくは、まだ担当したことがない国の案件にも携わってみたいです。

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休日の過ごし方

休日は、銭湯やサウナに行ったり、家族と一緒に出かけることが多いです。最近は、妻が行きたがっていたアフタヌーンティーに一緒に行き、妻が喜んでいる姿を見てなんだか自分まで嬉しくなりました(笑)。休日は思う存分ゆっくりできていて、ありがたいです。

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私が思う、
空気のおもしろさ

Air is
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自動車の塗装工場に設備を導入する際も、人が作業する空間に必要な空気、休憩所に合った空気、ロボットが塗装をするために必要な空気など、用途や対象によって必要とされる空気は異なります。温湿度・気流など複数の項目を細かく調整し、用途に合わせた空気を生み出さなくてはいけない。さらに、新しい設備や特殊な設備を導入するとなれば、さらに調整に時間がかかる。試行錯誤しながら進めていくのは大変ですが、それほど多様性に富んでいるのが、空気の魅力でもあると思います。

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