RTO(蓄熱式脱臭装置)
VOC除去技術|後処理部
VOC除去技術とは?
大気社は、各種の排ガス処理・集じん装置や排水処理システムまで、広い範囲にわたる環境保護装置をご提供しています。ここでは、各種工場から排出される有機ガスを処理するための排気処理システムをご紹介します。
後処理部とは?
- 有害物質の燃焼無害化において、省エネルギーを目的に燃焼熱を蓄熱し利用する技術。
- 有害物質の燃焼無害化において、排気の条件や処理の目的に応じて最適な処理方法を提案できる技術。
- 大気汚染を防止したい
- CO2の削減・エネルギー効率を高めたい
概要
VOC(揮発性有機化合物)を850℃以上で酸化分解する、省エネルギータイプの装置です。
高濃度のガスを処理するのに適し、アドマットの後処理部としても適用できます。
(RTO:Regenerative Thermal Oxidizer)
特長
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セラミック蓄熱材の使用で、耐久性や熱効率に優れた脱臭装置
熱交換器に蓄熱材としてセラミック媒体を充填しています。
当社のセラミックは耐久性や熱効率に優れ、圧力損失も少ないというメリットがあります。
熱効率は85~95%の範囲で選択できるため、使用エネルギーは最小に抑えられ、助燃料はほとんど不要ですぐれた省エネルギー効果を上げます。
高濃度の排ガスの場合は、廃熱ボイラなどを付帯させて蒸気や熱媒・熱風として熱回収できます。 -
排気処理効率98%以上を維持
熱交換器は標準型の場合2塔で構成し、それぞれに蓄熱材を充填しています。
処理ガスは片側の塔の蓄熱材を通り、750℃程度に昇温され、塔上部の反応室に入り、バーナーで約800℃以上に加熱、有機溶剤を酸化分解します。
浄化された高温空気はもう一つの塔に入り、蓄熱材に放熱しながら下降します。
入口のダンパーを切り替えることにより、2塔で蓄熱・放熱を繰り返します。
処理効率98%以上の安定した運転が行われるため、環境対策への貢献度がきわめて高いシステムです。 -
安全性評価試験などの排出ガスの環境対策にも適用可能
排出ガス処理、水処理などを含んだトータルシステムに採用されています。