サステナビリティ
大気社は、創業以来100年以上の歴史に裏付けられた、省エネ・環境負荷低減を主軸としたソリューション技術と、世界に広がるグローバルネットワークの強みを生かし、お客さまの環境課題の解決と、豊かな地球環境を未来へ引き継ぐことに貢献しています。
大気社のマテリアリティ
大気社では、優先的に取り組むべき経営上の「重要課題」として「マテリアリティ」を特定し、評価と検証を行い、CSR活動のPDCAのサイクルを確実に回していくことが大切であると考えています。
マテリアリティの体系図









事業を通じた環境への貢献
ビル・工場などの空調分野における活動
環境システム事業では、環境配慮設計推進の一環として、お客さま保有設備の省エネルギー化(環境負荷の低減)を実現する提案活動を行っています。
2020年以降の新たな中期計画目標として、2013年基準による設計施工での原単位CO2排出量を、2030年までに25%削減します。この中期計画目標を達成するために、自社設計案件においては、現状で当社が保有している省エネルギー技術を用いて、新築・全体改修設備提案では10%、部分設備提案では25%の削減を目指します。さらに、現在開発中の生産装置追従制御などの省エネルギー技術を用いて、2030年度の目標達成を目指していきます。
自動車塗装システムの分野における活動
自動車製造工程の中でも、エネルギー使用量が多い塗装工程の環境負荷低減に貢献するため、塗装システム事業では、自動車製造工程における塗装設備からのCO2排出量の削減案を提案してきました。
2020年は、2010年から提案を続けた中期計画の最終年度であり、目標値70kg-CO2/台に向けてのCO2排出量低減の技術検討を進めています。具体的には、再生可能エネルギー(太陽熱など)の導入と、さらなる低温排熱回収の検討や、塗装設備のコンパクト化、乾燥炉焼き付け温度低温化といった技術開発を推進します。また2020年までに、水素などを含んだ次世代エネルギーの取り込みを検討します。
事業を通じた社会への貢献
大気社は、これまで培ってきた空調制御技術を活かした社会貢献ができないかという観点から、新型コロナウイルスの感染リスクを低減させる製品を開発しました。
避難所用シェルター「バリアーキューブ」の開発
新型コロナウイルスの感染リスクを低減できる避難所用シェルター「バリアーキューブ」を開発しました。
これまでの避難所用シェルターは、カーテンやダンボールにより間仕切りを設けるタイプが一般的でしたが、当社ではよりプライベート性の高い完全個室タイプを採用するとともに、当社の空調技術を取り入れ、内部の空気の高い清浄度を維持することで新型コロナウイルスの感染リスクの低減に有効なシェルターとなります。


移動式高性能エアバリアユニット「Air Infection Block Plus」の開発
陰圧室などの隔離病室をもたない病院や診療所などに簡単に設置できる、移動式高性能エアバリアユニット 「Air Infection Block Plus(エアー インフェクション ブロック プラス)」を開発しました。
処置を行うための開口部における「エアカーテン」と、吸気口を患者側に集中させる「一方向気流」により医療従事者を守ることができます。また、殺菌効果をプラスしたHEPAフィルターの採用で2次感染を抑制することができます。処置にあたる医療従事者と患者が対面となる診察時や、PCR検査などの検体採取時などの際、必要な場所に配置するだけで、ウイルス感染低減が実現できます。
「SOMPOサステナビリティ・インデックス」の構成銘柄に選定
当社は、SOMPOアセットマネジメント株式会社が2012年8月から運用を開始している「SOMPOサステナビリティ・インデックス」の構成銘柄に2018年より7年連続で選定されています。
「SOMPOサステナブル運用」は、ESG(環境、社会、ガバナンス)の評価が高い企業に幅広く投資する、年金基金・機関投資家向けの運用プロダクトです。ファンドマネージャーの判断が投資銘柄の選定を左右する一般的なアクティブ運用とは異なり、調査会社によるESG評価を重視して投資銘柄を選定したうえで、独自のインデックスに基づいて保有ウエイトを決める運用手法です。財務諸表に現れない経営のクオリティにも着目した長期的な観点から企業価値を評価することを通じて長期投資家の資産形成に寄与することを目的としています。

最新IR資料(2025年2月更新)
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