解析による消音器の最適化
音響制御技術
音響制御技術
大気社では音響試験設備と自社開発の音響解析ソフトによる実験と解析に基づき、ダクト用消音器や室外機用防音装置などの消音技術開発の高度化と迅速化を図ってきました。
- 騒音を減らしたい
概要
ストレート型消音器
大気社では自社開発の音響解析ソフトによる検討を行い、消音器の最適化を図っています。
図1のストレート型消音器で、図2は流路dについての測定値と解析値の比較、図3は吸音材密度についての比較です。それぞれの測定値との解析値はよく一致しており、解析の有効性がわかります。
図1 ストレート型消音器の構成
図1のストレート型消音器の比較
図2 ストレート型消音器の流路幅dによる消音量比較 測定値(左) / 解析値(右)
図3 ストレート型消音器の吸音材密度による消音量比較 測定値(左) / 解析値(右)
エルボ型消音器
図4のエルボ型消音器で(1)の1流路に対し、(2)の2流路では流路の長さによる干渉により特定の周波数で消音量が大きくなります。図5のそれぞれの測定値との解析値はよく一致しており、2流路の200Hz付近で干渉による消音量の増加が見られます。
図4 1流路方式と2流路方式のエルボ型消音器
図5 エルボ型消音器の1流路方式と2流路方式の消音量比較 測定値(左) / 解析値(右)
特長
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最適な消音装置設計
自社開発の音響解析ソフトを利用することで、要求性能に対する最適(コスト、圧力損失)な消音装置設計を行います。