エコラック®(交差汚染のない熱回収システム)
汚染のない排気熱回収技術
汚染のない排気熱回収技術とは?
排気と外気それぞれにファン付きコイルを設け、その間に冷媒として水(ブライン)を循環させることにより、排気が給気に絶対混入せずに排気熱回収できる技術です。
- CO2の削減・エネルギー効率を高めたい
概要
排気からの廃熱回収
エコラック®は排気が給気に絶対混入しない熱回収システムです。半導体産業、医薬品産業や実験動物室などの省エネルギーに最適です。
-
※2005年度(社)日本冷凍空調設備工業連合会 優良省エネルギー設備顕彰会長奨励賞受賞
特長
-
省エネルギー、省コスト
エコラック®はランアラウンド・ウェットコイル熱回収システムです。排気と外気のうち、エンタルピが低いほうのコイル上部から均一に散水してコイル面を濡らし、水の蒸発潜熱を利用して熱交換をします。これにより熱交換効率が高まり、大きな省エネルギー効果を生み、初期投資額を約4~5年で回収します。
-
交差汚染が発生しない熱回収システム
排気と外気それぞれにファン付きコイルを設け、その間に冷媒として水(ブライン)を循環させるランアラウンド方式のため、排気は給気に絶対に混入しません。
-
設置場所に制約がない
排気部と外気導入部が離れた場所で採用可能です。
エコラック®の熱交換は、熱媒により配管系で行われているため、外気ユニット、排気ユニットを自由にレイアウトできます。つまり、外気取入口を排気口から離し、より上質の空気を採取できると同時に、機械室レイアウトやダクトワークを制限しません。
また屋内・屋外を問わず、小さなスペースに設置することができます。 -
CO2排出量削減効果
外気負荷によるCO2排出量を年間約25%削減することができます。(東京地区での試算)
-
幅広い温度範囲の空気熱交換に対応
低温室からの排気をはじめとして、-20℃~+80℃の幅広い温度範囲の排気から熱回収可能です。