エアロックブース
感染防止技術
感染防止技術とは?
感染菌を含む、くしゃみや咳の飛沫核による、空気感染防止を目的とした陰圧、空気循環、フィルタリング技術です。
補助噴流と吸気口への積極誘引などの気流制御技術で、小粒径飛沫・飛沫核による汚染濃度を大幅に低減する技術です。
- 有害物質・ウイルス除去したい
- 安全性・信頼性を高めたい
概要
病院内での集団感染を防止するため、エアロックブースは、検査、採痰時などの菌の拡散防止、あるいは外部菌の侵入防止を確実にする、取り扱いが簡単なブースとして好評を得ています。
ブース内給気とブース外への排気は抗菌HEPAフィルタを通過した清浄な空気を送風します。
抗菌HEPAフィルタは、0.3μm(ミクロン)粒子に対し、99.97%以上の捕集効率があり、ウイルス感染症患者の検査時のウイルス拡散防止に対しても有効です。


特長
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HEPAフィルタで菌の拡散・侵入をシャットアウト
- ブース内給気と排気に抗菌HEPAフィルタ採用
- 菌の外部への拡散を防ぐとともに、外部の菌の侵入を防ぐため、信頼性の高い検体採取が可能
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送風機運転制御による信頼性の高い室圧コントロール
- 入室前にあらかじめ送風機を運転しブース内を清浄にする
- 入室中はブース内を負圧(陰圧室)にして気流をブース内に向かって流すため、菌の外部漏洩を防ぐことができる
- 採痰後はブース内の清浄化運転を行い、自動的に送風機を停止
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工事不要で、エレベータによる搬送が可能(可搬型)
- 外形1430W×900D×2050Hのコンパクト設計でキャスタを装着しているため、エレベータなどを使って検査場所の移動ができる
- 電源は単相100V電源に対応。院内どこにでも設置できる
- 可搬型は据付工事や電源工事が不要なため、据え付けたその日から使用できる
- オプションとしてダクトとも接続可能。より確実にコンタミネーションを防止
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バリアフリー構造、車椅子入室可能タイプなど、多様なニーズに対応
- 可搬型、単独設置型を用意
- 形状(外形、ドア、内外装)や大きさは、ご要望に応じて製作
- 入口部分の段差をなくすことが可能
- お客さまの空調システムに合わせ、新築にも既存改修にも対応
仕様
標準型
集塵効率 | 0.3μm粒子にて99.97%以上 |
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集塵要素 | プレフィルタ:抗菌プレフィルタ メインフィルタ:抗菌HEPAフィルタ |
清浄度 | ISO5(クラス100) |
換気回数 | 200回/h以上 |
処理風量 | 6㎥/min |
排気風量 | 2㎥/min |
照明 | 20W相当LED |
構造 | 本体:鋼板製粉体ポリエステル塗装仕上 床:SUS304(片研磨) 扉:アルミサッシ(ドアチェック付) キャスタ付 |
電源 | AC100V 単相 50/60Hz |
消費電力 | 約250VA |
重量 | 約350kg |
オプション | 紫外線殺菌灯 |
車椅子対応型
集塵効率 | 0.3μm粒子にて99.97%以上 |
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集塵要素 | プレフィルタ:抗菌プレフィルタ メインフィルタ:抗菌HEPAフィルタ |
清浄度 | ISO5(クラス100) |
循環回数 | 200回/h以上 |
処理風量 | 9.6㎥/min |
排気風量 | 2㎥/min |
照明 | 20W相当LED |
構造 | 本体:鋼板製粉体ポリエステル塗装仕上 床:無し 扉:アルミサッシ(ドアチェック付) キャスタ付 |
電源 | AC100V 単相 50/60Hz |
消費電力 | 約250VA |
重量 | 約400kg |
オプション | 紫外線殺菌灯 |