環境試験室
環境試験設備|環境再現技術
環境試験設備とは?
豊富な実績をベースに高品質でコンパクトな設備を実現、省エネで高精度な環境試験を提供します。
環境再現技術とは?
自動車や家電、住宅などの製品や部品は、さまざまな環境下で性能や耐久性の試験を行います。温湿度をはじめ、雪、雨、日射などの自然環境を再現します。
- CO2の削減・エネルギー効率を高めたい
- 監視・制御したい
- 限られた空間をうまく使いたい
概要
省エネ・コンパクトで多様な自然環境条件を高精度に再現
環境負荷をより低減できる、インバータコンデンシングユニットを用いた直膨システムを用いた制御技術です。これを試験室に採用することで、省エネ・コンパクトでありながら、制御性に優れ、高精度な自然環境条件を再現します。
特長
- ±0.5℃(空調機出口温度)という高精度な温度制御を実現
(一般的な温度制御精度は、±1~2℃) - 大気社独自の圧縮機インバータ制御技術により、従来比45%の省エネを達成
- インバータ制御+ホットガスバイパス制御により、無段階連続制御を実現
- 高温から低温などの室温設定変更時、短時間で温度変更が可能
(例:温度変化率 -1℃/分で冷却) - ユニットクーラーシステム採用により、ダクトレスで機械室の省スペース化を実現
(例:30,000㎥/hクラスで約10㎡の省スペース) - 独自の過熱度制御方法により安定した温度制御を実現
- コンデンシングユニットの統合により大型の環境試験室でも省エネが可能
仕様
基本仕様
温度 | 設定:-30~50℃※ 精度:±0.5℃ |
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湿度 | 設定:30~90%※ 精度:±5% |
その他 |
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-
※温湿度条件はお客さまのニーズに合わせ対応
省エネ比較
エネルギー消費量の比較
スムーズな温度制御
お客さまの要求するプルダウン時間に合わせて、下記シミュレーションを実施し、熱源機器を選定します。

直膨システムフロー

システムイメージ
自動車の環境試験室(シャーシダイナモ)
上記システムイメージは自動車の環境試験室(シャーシダイナモ)を表しておりますが、汎用タイプの環境試験室・恒温室・恒温恒湿室では試験ができない自動車環境試験装置(エンジンテストベンチ)、住宅・建材用環境試験装置、太陽電池モジュール試験装置、家庭用燃料電池・発電機試験装置など大型の環境試験室・恒温室をご提供します。
温度制御の例(負荷変動時)
設定した許容範囲内であれば膨張弁を固定する独自の過熱度制御により、定常運転、負荷変動、温度設定変更などあらゆる場面で速やかに定常状態に収束させ、安定した温度制御を行います。
独自の過熱度制御・従来の過熱度制御(PID制御)
降雪設備
雪に関する試験を行うため、降り積もる雪を想定した結晶型と地吹雪や走行中の雪を想定した粒状型の2種類の雪を再現することができます。
結晶型
降雪試験と生成した結晶
結晶型システムイメージ
粒状型
吹雪再現試験
生成した氷粒
粒状型システムイメージ