統合型監視システム

バイオクリーンルーム(BCR)技術

大気社の技術

バイオクリーンルーム(BCR)技術とは?

各国のGMPに準拠した製造環境を常に安定的に維持する室圧制御システム、ハザード物質の確実な封じ込め技術を中心に、除染システムやバリデーション支援などの医薬品製造に関する総合的なクリーンルーム構築技術です。

こんな課題を解決できます

  • 生産性を高めたい
  • 監視・制御したい

概要

今まで各種メーカーで構築していた中央監視システム、環境モニタリングシステム、室圧制御システムを一体化し、一元管理ができるシステムです。

特長

  • 一元管理

    • すべてのデータ(機器運転状態、室圧、温湿度、清浄度など)を1つのPCにて管理
    • スケジュール運転機能、帳票自動作成機能、高速トレンド機能(1秒)も搭載
  • 監視室での設定操作

    各種設定(制御機器の起動停止・開閉時遅延時間など)をPCにて設定ができる

  • 省スペース化・省コスト化

    盤の乱立をなくすことによりスペースを確保でき、1つのソフトで行うため、イニシャル・ランニングコストが抑えられる

仕様

システム

従来のシステム

従来のシステムは、一般対象の中央監視、GMP対象の環境モニタ、機器制御がそれぞれ独立しています。

統合型監視システム

統合型ではGMP対象の機器から機器制御まですべて網羅し、上位から下位まで一貫した合理的なシステムを構築します。

汎用機器を用いてシステムを構築

監視用パソコン Windowsが動作するパソコン
通信 Ethernet
PLC 汎用PLC

上位監視システムとの連携

外部との通信用にVPNルータと外部用PLCを設置することで、上位の監視システムと安全に接続できるシステムを構築します。

統合型監視は監視パソコンから監視PLCの監視データを外部用PLC(BACnetユニット付)に送信(外部から統合監視に影響を与えないように制御・監視用PLCと分離)、外部用PLCからVPNルータ(BACnet以外の接続や上位システム以外の接続をファイアーウォール機能でカット)を経由しインターネット(VPNを使用する事で安全な通信環境を確保)からVPNルータを経由し上位監視システムと連携される(BACnetプロトコルにて統合型監視よりデータを閲覧)

異なるシステム・機器間で使われるプロトコル

(プロトコル名)OPC(対象機器)監視システムPC間(統合監視での対応)監視システムの改修対応。(プロトコル名)BACnet(対象機器)監視システムPC、PLC、末端機器間(統合監視での対応)PLCにBACnetユニットを付けて対応。(プロトコル名)FL-net(対象機器)PLC間(統合監視での対応)PLCにFL-netユニットを付けて対応。(プロトコル名)MODBUS(対象機器)PLCと末端機器間(統合監視での対応)PLCにMODBUSユニットを付けて対応。

外部通報、メール通報(オプション機能)

統合型監視システム・制御系サーバーからEthernet(有線)を使いデータ収集PLCに温湿度、室圧等、給気・排気ファン、空調機器類のデータを収集しEthernet(有線)を使い統合型監視システム・制御系サーバーにデータが送信される。送信されたデータはEthernet(有線)を使い無線アクセスポイントを経由し構内無線LANを使い、画面表示される(WindowsタブレットやMicrosoft surface Pro)
統合型監視は警報が発生すると、Ethernet(LAN)通信を使って通知用PLCに通知されパトライトで警報を鳴らす。またルータからインターネットを通してスマホなどに通知される