バリアーキューブ

災害対応設備 | 避難所用シェルター

大気社の技術

災害対応設備とは?

災害発生時には避難所が開設されますが、限られたスペースに大勢が参集するため、感染症対策の観点では仕切りを設けた個別空間の設置が望まれます。これら設備には収容性や可搬性・組立の容易さなどが求められます。

こんな課題を解決できます

  • 快適な空間をつくりたい

概要

人が多く密集しやすい避難所においては、プライベート空間を確保しつつ、さらには新型コロナウイルスの感染リスクの低減が重要な課題となっています。
これまでの避難所用シェルターは、カーテンやダンボールにより間仕切りを設けるタイプが一般的でしたが、大気社ではよりプライベート性の高い完全個室タイプを採用するとともに、当社の空調技術を取り入れ、内部の空気の高い清浄度を維持することで新型コロナウイルスの感染リスクの低減に有効なシェルターを開発しました。

特長

  • 高いウイルス感染リスク低減性能

    シェルター内の空気の高い清浄度を維持する仕組みとして、給気ファン付HEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filterの略、高い空気清浄能を持つ超高性能フィルター)を備えていることが最大の特長です。

    完全個室型であることにより、室圧をプラス圧に保つことで、フィルターを設けた給気口以外から外気が侵入することを防ぐことができるという、高いウイルス感染リスク低減性能を有しています。あわせて、排気口にも外部の清浄度を保つためのフィルターを設けており、個々のシェルターにおける空気のろ過を通じて、シェルターを設置する建屋空間全体の空気をろ過する効果が得られるメリットもあります。
    構造体はプラスチック段ボール製の組み立て式で、2人で組立作業を行う場合に要する時間は1シェルターあたり約3分と、スピーディーな避難所の設営が可能です。

  • 何度も繰り返し使える、除菌処理が可能

    プラスチック段ボールは高い耐久性、耐薬性、耐水性を有しており、「何度も繰り返し使える」「除菌処理(表面に除菌スプレーをかけるなど)が可能」といった性能を有しています。さらに、採光性も高く、閉塞感を感じにくいことも特長です。

  • ベッドやさまざまな備品

    室内には、折り畳み式で簡単に収納できるベッドを設置。ベッド下は収納スペースとなっており、AC110VコンセントとUSBポートがついたポータブルバッテリーが設置されているため、必要に応じて夏は扇風機、冬は電気ヒーターを設置することができ、またスマートフォンなどの充電も可能です。(バッテリー容量、サイズについては各種あり相談可。予備バッテリーについても相談可)
    収容人数については、大人1人での利用を標準とし、ベッドサイズの変更により大人2人と小さい子供1人であれば同室利用が可能です。

仕様

梱包サイズ

プラダンケーシング 1990×1080×270(約35kg)
ベッド 990×990×100(約18kg)
備品

1040×1260×390(約20kg)

  • 備品:ファン、ファン架台、バッテリー、照明(ランタン)、警報機、マットレス、収納ボックス
免責事項
本製品は、HEPAフィルターを通した清浄空気を供給して、給気口以外からシェルター内への外気流入を抑制する目的の製品であり、完全な外気流入防止もしくは感染防止を保障するものではありません。

外観

サイズ 1700mmW×2100mmL×1910mmH

概略説明図

  1. 組立式シェルター
    • プラダン製(プラスチック段ボール)
    • 何度も使える
    • 表面に除菌スプレーなど可能
    • 採光性があり閉塞感を感じにくい
  2. HEPAフィルターでろ過した空気を送り換気(給気ファン付)
    • 室内をプラス圧化(外気の侵入を防ぐ)
  3. ポータブルベッド(折り畳み式)
  4. 充電式バッテリー
  5. LED照明(取り外し携帯可)
  6. 非常時点滅ライト・アラーム(リモートスイッチ付き)
  7. 排気フィルター
  • 特許出願済み

紹介動画