大気社グループのTaikisha USA, Inc.が自動車塗装技術国際会議「SURCAR America 2025」にてイノベーション賞を受賞

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  • 2025.10.27

株式会社大気社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:長田 雅士、以下、当社)のグループ企業であるTaikisha USA, Inc.(本社:アメリカ・ミシガン州トロイ、President: Robert Booth III)は、2025年6月11日~12日にアメリカ・ミシガン州で開催された、自動車塗装技術の国際会議「SURCAR」に登壇し、「Award for Innovation」を受賞しました。会議においては、Taikisha USA, Inc.のJoel Campbellが、ドライ加飾システムのデモライン開発についてプレゼンテーションを行いました。

授賞式

前回の「SURCAR」(2023年6月開催)では、日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社(本社:大阪府枚方市、代表取締役社長:西村 智志)と共同で、「ドライ加飾技術:自動車製造における新世代コーティングメソッド(Dry Film Coating:New Generation Coating Method in Automotive Manufacturing)」を発表し、「Jury’s Award」を受賞しています。
ドライ加飾技術は、従来のスプレー塗装(ウェット塗装)に代わり、フィルムを真空圧空・加熱によって貼り付けることで、自動車外装などをフィルム加飾(ドライ加飾)する技術です。
今回の「SURCAR」では、「ドライ加飾システム:デモラインの開発、建設、立ち上げ、試運転(Dry Film Application: Demo Line Development, Construction, Start-Up, & Trials)」と題し、ドライ加飾技術のデモラインの実現をテーマにしたプレゼンテーションを行いました。

SURCARとは

1964年にフランスで創設された、自動車塗装および表面処理に特化した技術をテーマとした国際的なカンファレンスです。世界各国の自動車メーカーや専門サプライヤーが一堂に会し、最先端の技術の発表を通じて意見交換が行われます。近年では、フランスのみならず、中国やアメリカでも開催されています。

「Award for Innovation」について

「Award for Innovation」(イノベーション賞)は、自動車業界における画期的な技術革新を称える賞です。 当社グループはカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みとして、ドライ加飾システムの研究開発に注力しており、2024年11月には、塗装システム事業の研究開発施設であるテクニカルセンター(神奈川県座間市)にドライ加飾システムのデモラインを設置しました。
デモラインの実現に向けた継続的な努力や、自動車外装の分野において革新的なプロセスであるドライ加飾システムの開発への取り組みが高く評価され、今回の受賞に至りました。

今後に向けて

「SURCAR」会期中、当社のドライ加飾技術は、多くの自動車メーカーやサプライヤーから注目を集めました。
当社グループは今後も、塗装代替技術としてのドライ加飾システムのさらなる改良を継続して、カーボンニュートラルの実現、塗装・加飾を必要とされるあらゆるお客さまの新しい価値創出に貢献してまいります。

本件に関する報道機関からの
お問い合わせ先
株式会社大気社 経営企画本部 広報・サステナビリティ推進課
TEL:03-5338-5052  FAX:03-5338-5195
E-mail: mailmast@taikisha.co.jp