塗装システム事業部の技術開発拠点を集約・増強

~開発統合センター(仮称)設立計画~

  • リリース
  • 2017.10.31

株式会社大気社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:芝 利昭)は、塗装システム事業部の総合的な開発・品質保証体制のさらなる強化を目指し、座間技術センター(所在地:神奈川県座間市小松原)を一部刷新および拡張するとともに、枚方開発部門(所在地:大阪府枚方市伊加賀緑町)との統合を行い、開発統合センター(仮称)を新たに設立します。完成は、2018年7月を予定しています。

開発統合センター(仮称)設立の背景と狙い

塗装システム事業部 座間技術センターは、1980年に設立以来、主として、塗装ロボット、各種塗装機器による塗装実験と塗装システムの開発、さまざまなボディや塗料による各種塗装条件での塗装シミュレーションなどオートメーション機能に関わる研究開発を担ってきました。一方、1964年に完成した枚方実験室(現・ 枚方開発部門)では、主として、自動車用塗装関連の主要設備である前処理、電着塗装、塗装ブース、焼付け乾燥炉などの研究開発に取り組んできました。当社は今回、座間技術センターの一部を刷新・拡張するとともに、枚方開発部門と統合し、開発統合センター(仮称)を設立することで、顧客ニーズに対し一貫して対応できる総合的な開発・品質保証体制のさらなる強化を目指します。
また、当社は、中期経営計画でも掲げている通り、国内外において航空機塗装等、自動車以外の塗装設備事業、新素材に対応する塗装技術、コンベヤシステム等の周辺領域の拡大により、顧客サービス力の充実を図っていくことを目指しています。特に、航空機の自動塗装に関しては、今後成長が期待できる重要な分野と位置付け、独自の航空機塗装システムの技術を有するオンコア社(米国 ミシガン州・2014年資本提携)との協働などにより、研究開発を加速させているところです。本計画は、こうした中長期的な事業拡大を視野に入れたものであり、航空機向け自動塗装システムの実験設備の導入も盛り込んでおります。

塗装システム事業部 開発統合センター(仮称)新棟の概要

所在地 神奈川県座間市小松原2-14-10(現・座間技術センター)
建物概要 鉄骨造、地上4階建て。延床面積:約4,100m2
建設計画 2017年8月~2018年7月(予定) ※一部の実験装置は2018年8月以降、順次実装・稼働の予定
施設構成 実験棟(航空機自動塗装実験設備含む)・仮組立試験棟・事務棟
投資額 約20億円
環境への配慮 自然エネルギーの活用

新棟の完成イメージ図

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今後の事業展開

大気社は、新しい価値を創造するイノベーションを提供することで、さらなる競争力向上と事業の拡大を目指してまいります。

本件に関する報道機関からの
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